ミクロマン -G線上のアリア-

これはミクロマンの、長い長い物語の、あまたある物語のうちの、ほんのひとつにしか過ぎない。

次回予告(9)+【登場人物&メカの紹介⑦】

【登場人物&メカの紹介⑦】

 

メカ◆新型戦闘車両ミクロヴェイロン号(試作タイプ)

「綾音、このパトカーの名前は、ミクロヴェイロン。ポリスキーパー部隊という都市守護部隊に今後導入予定の最新モデル戦闘車両なのだよ。これはそのプロトタイプ。新Iwaki支部にて稼働させ、様々なデータを取り、それを反映させて正式版を量産する予定なのであ~る」サイバーと座席をバトンタッチ、今度は車内に乗り込み、ハンドルやら、レバーやら、計器類を忙しそうにチェックしながらアイザックが説明してくる。(第9話本文より抜粋)。

一般的に使用されているミクロマンカーに対し、スピード、馬力、安定性などその全てが従来の1.5倍上の能力を与えられたマシーンだ。あらゆる地形において完璧な地上走行ができることを目指し開発された為、走れない場所はない(水上、氷上、溶岩の上でも!)。

反重力装置も装備するが、あくまで地上走行面にウェイトを置いた設計の為、飛行能力は並みと言う弱点を持つ。

武装は、サンルーフ上に2つあるビーム砲2問。頑丈なボディは、通常のビーム攻撃や実弾攻撃を跳ね除ける強靭さを誇る。

あらゆるアクロイヤーの破壊活動を察知できるアクロイヤー感知スーパーレーダーを装備する。

このマシンには、とても特徴的な秘密が隠されている

そしてこのマシン特有の大きな特徴がもうひとつある(下記、ミクロバトルプロテクター項目参照のこと)。

 

メカ◆ミクロバトルプロテクター

――ミクロバトルプロテクターシステム。ミクロマン・都市守護部隊ポリスキーパーに新型戦闘車両と共に配備される予定の、戦闘用強化アーマーのことである。ミクロヴェイロン内部に組み込まれ搭載されているそれは、頭の天辺から足のつま先までミクロマンの全身を覆う言わばメカニカルな騎士の鎧(形状はどこか大きなヘルメットを持つ宇宙服を連想させる)であり、実弾・ビーム兵器問わず、あらゆる攻撃に対し高い防御力を誇る。戦闘アシストプログラムも搭載しており、装着した者の戦闘能力を10倍にも20倍にも引き出し高めるものだ。推進装置スラスターも装備、短時間なら飛行も可能である。ミクロヴェイロン同様、アーマーの試作品もアイザックは受領していたものだ――(第9話本文より抜粋)。

ミクロヴェイロンの操縦席にてプロテクターシステムを作動させると(ハンドルの中央部にある赤く大きなMの文字をあしらったハンドルエンブレムボタンが作動スイッチだ)、乗り手の四方を囲むメカニック壁のパネルが部分的に開き、内部から各部位用のプロテクターが瞬時にせり出し、あっという間に全身がアーマーで覆われる。ルーフではパトランプがけたたましい音と共にシグナルを放ち、天井が大きく開く。ブシュッっという小気味よい空気砲が打ち出されるような発射音がすると、光り輝くミクロバトルプロテクターに身を包み込んだミクロマンが大空に向かって射出されるのだ。

プロテクターとヴェイロンは、互いに簡易次元転送装置が内部に組み込まれた戦闘兵器だ。テクターを身に着けている者は、車両内に搭載されている様々な近接武器や射撃武器を思い通りに自分側に瞬時に転送させ装備することが可能。不必要となれば、逆にヴェイロンに送り返すこともできるのだ。(第9話本文より抜粋)。

ミクロマンの種族や世代を越えた全ての近接武器・銃器類をマウントかつ使用可能とする機能を有することをコンセプトに設計されており、エネルギー源は光子と人造レッドジウムのハイブリッドパワー。ミクロマン本部においてもまだ実験段階の物を導入。その為、稼働可能時間は39分6秒と短いのが欠点である。

ミクロヴェイロン号とミクロバトルプロテクターは、メイスン専用とされた。新しい正義のパワーで戦え、ミクロマン・メイスン!

 

 

事件に関係すると思わしき様々なキーワード。謎を解き明かそうと調査を進める綾音だったが、手掛かりひとつ掴めない。そんなある日、彼女は陽斗少年と共にヒントを求め、総合図書館を訪れることにしたのだった。そこに偶然現れたアクロボゼットが嫉妬の炎を燃やす――!!

 

次回、『第10話・Gの、ものがたり』に、君もミクロ・チェンーーージッ!