ミクロマン -G線上のアリア-

これはミクロマンの、長い長い物語の、あまたある物語のうちの、ほんのひとつにしか過ぎない。

次回予告(8)+【登場人物&メカの紹介⑥】

【登場人物&メカの紹介⑥】

 

メカ◆ロボットマン(初代)

ロボットマンとは、ミクロマン達がミクロ科学の粋を集めて作り出した、人型の超高性能万能型ロボットである。通常は人型で運用されることがほとんどだが、頭部・胴体・腰・四肢と言った体全身が分離合体できる特殊ブロックパーツで構成されており、他の様々なミクロマシーンと合体、別の乗り物の形状となり活躍もできるものだ。

人型の場合、搭乗できるのは一名で、巨体の胸の中央に位置するパワードーム内にて操縦することになる(AIは非搭載タイプ)。ほぼミクロマンと同じ大きさの操縦室からも分かるように、ロボットマンはミクロマシーンの中では巨大な部類に属する。

――パイロットが「この様な動きを取らせたい」と思う意思を読み解き、そのまま巨体の動きにトレースさせるシステムを持つのがロボットマンである。ここで言うところの意思とは、操縦者の経験に基づく己自身の運動の動きだったり、または出来そうだと感じている身体の動きを“心にイメージしたもの”を指すのだが、そこには“空想上のイマジネーションにおけるアクション行為”も含まれるものだ。代表的な例が“飛行”である。仮に飛べない者であったとしても、“飛ぶと言う行為を己が行っている姿を空想する”ことで、本人には有り得ない飛行を、代わりにロボットマンに行わさせることが出来るのだ。この優れた意思反映システムを搭載していることこそが、「乗り手の思うがままに動く他に類を見ないスーパーロボット」と言われる所以なのであった。(第8話本文より抜粋)

輝く銀色の頭部(内部には、搭乗者の思考を読み取り即座に動きに反映するヘルブレーンを搭載)。

赤い色をした逞しく厚い胸(中央には透明キャノピーが取り付けられた操縦席と、その両側には必殺武器の光子波光線発射口)。

腹部に巨大なVの文字がレリーフされた白く頑丈な腰(エネルギータンクが納められ、両腰にはマッハ5の速度で飛行できるマッハ・ブースターを装備)。

ショベルカー重機を模した白い両腕(肩を軸として高速回転し、相手を攻撃するマシン・パンチ・フラッシュを行うことが可能で、その両手はダイヤモンドをも軽々と握りつぶすクラッシュ・ハンド)。

大地を踏み締め安定して立つことができる青く巨大な両脚(腰同様マッハ・ブースターを足裏に装備、状況に応じ膝から分離させて乗り物にも変化可能)。(第5話本文より抜粋)

後継機として、ロボットマン2、ロボットマンゴッドファイターなどが存在しているが、新Iwaki支部にあるのは(初代)ロボットマンだ。見た目こそ旧式であるが、内部のメカや頑強な外装などは最新式の物と入れ替えられている。

すべてのロボットマンは現在量産されており、日本はもとより世界の様々なミクロマン支部で活躍している。新Iwaki支部におけるメインパイロットは、M-124マックス並びに磐城綾音の2名。

 

彼女がマックスに持つ想いとは・・・?

人物◆デモンブラック(女性アクロイヤー

アクロイヤー・いわき侵略軍幹部の一人で、パワータイプ。デモンタイプと呼称される種類のアクロイヤーで、重くのしかかる様な中年女性の声をしている。

頭部には二本の角、胴体を構成しているのは竜の顔のような胸と浮かび上がる肋骨と背骨、右手は大きなボール、左手はかぎ爪、両の足は爬虫類の手足が肥大化したような、すべてが醜い、とても奇形なる姿かたちをしている。まるで悪魔そのものだ。

千里眼など様々な超能力を有しているらしい。必殺武器は、身体射撃武器ノヴァ・アクロボール砲である。それは周囲の負のエネルギーを右手の先端にかき集めて撃ち出し、当たった場所で爆発を引き起こすと言う恐るべき“負の弾丸砲”だ。

今までに出会ったことのないような優秀なミクロマン・マックスをライバル視していると同時に、強い興味を示している。

 

 

正式にロボットマンのメインパイロットに任命された綾音。次なる“神隠しがやってくる”現場へ、新型戦闘車両ミクロヴェイロン号を駆るメイスンと共に調査に赴くのだが、そこにはアクロイヤーの罠が待ち受けていたのだったーー!!

次回、『第9話・夕陽の決闘! ガンマンvs武芸者』に、君もミクロ・チェンーーージッ!