ミクロマン -G線上のアリア-

これはミクロマンの、長い長い物語の、あまたある物語のうちの、ほんのひとつにしか過ぎない。

次回予告(6)+【登場人物&メカの紹介⑤】

【登場人物&メカの紹介⑤】

 

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人物◆アイザック(男性クローン・ミクロマン

今から何年も前、アクロイヤーの破壊工作から地球を救ったミクロマン・マグネパワーズ(レッドパワーズ)部隊。しかし、彼らが取り戻した平和もほんのわずかの期間続いただけで、その後、世界各地で別のアクロイヤーが頻々と事件を起こし始めたのは周知の事実だ。

年々増え続けるアクロイヤー事件に対処する為の新メカ開発に、多くのメカニックマンが必要とされたことから、ミクロマン富士山麓本部直々に、そのマグネパワーズに所属していた天才科学者エジソンをクローン化、多数のクローン・ミクロマンが誕生した。そのうちの一人が、アイザックである。

いかにも科学者風のいで立ちの彼は、エジソンにうりふたつ、どこか気難しく少々変わりものの性格もそっくり受け継いでいる。メカの開発や発明、修理について彼の右に出る者(同じクローンを除く)がいないほどの天才で、誕生して以来、現在までに多数のミクロマシン等を生み出してきている。彼が身に着けるミクロスーツは、地球にいた頃のエジソンが最後に装着していたレッドパワーズ仕様の物を再現したものだ(注:エジソンは現在、別の惑星で任務にあたっている為、地球にはいない)。残念ながら戦闘能力は無いに等しく、彼が戦闘に参加することはほとんどないと言っていい。愛用するのは右腕前腕部に装着したマグネスタック。どのようなメカも分解・修理してしまう万能工作機である。

新Iwaki支部では、ラボ、ファクトリー部門を兼務担当。

尚、2011年4月11日に戦死した(旧)Iwaki支部所属のミクロマン・マリオンは、同じくエジソンのクローンであり、アイザック同様の容姿と性格をしていたという。

 

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人物◆アリス(女性ミクロマン

ミクロマン・レスキュー隊員養成学校を出てまだ間もない、新米の若年女性ミクロマン。2011年4月11日に(旧)Iwaki支部の危機を知り、たった一人ロボットマン2で救助に向かい戦死した女性レスキュー隊員ドロシアは、彼女の姉だ。尊敬していた姉の志しを受け継ぎ、姉が最後に守ろうとした地を代わりに守りたいという強い想いから、新Iwaki支部への所属を希望した(それまでは富士山麓本部で新米隊員として雑用を任せられていた)。

性格は現代っ子で、外交的。まだ幼さが残っており、どこか夢見がち。ミスも多いが、失敗を取り返そうともする芯の強さを持ち合わせている元気娘である。そのようなキャラの持ち主かつ容姿の可愛さも相まって、新Iwaki支部ではみんなの妹分的存在となる。

破壊光線銃にもなるモバイルブラスター(人間がひと昔前に使っていた携帯電話に酷似したデザインをしている)は、情報収集・分析、通信機と言ったインテリジェンス部門で必要とされるあらゆる機能を兼ね備えた携帯型万能コンピュータだ。

オフの時、アリスは“お姉ちゃんへの日記”と名付けた、姉が生前アリスとのみメール交換していた個人アドレス宛に日頃の出来事や想いを綴った文章をこの機器で打ち、――決して返事がこないことを知りながら――送ることを密かに心の糧にしている。

新Iwaki支部では、インテリジェンス、メディカル部門を兼務で担当。

 

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メカ◆アシモフ(男性型サーボマン)

サーボマンとは自律型・超AIを搭載、会話も自ら考え動くことも出来る、ミクロマンの命令を忠実に実行するスーパーコンピューターロボット(大きさは基本ミクロマンサイズ)の総称である。

そのサーボマンとして誕生したアシモフは、男性脳プログラムが施されていることから、言動は誰もが連想する中年(?)男性のそれに近い。開発責任者はアイザック。彼が新Iwaki支部に転属するにあたり、本部の計らいで、人手不足の新Iwaki支部に異動、配備されることとなった。

様々な知識をインプットされた小型で小回りの利く彼は、インテリジェンス、メディカル、ラボ、ファクトリーと言った基地の各部門すべてをアシストする役割を担っている。ついでに家事や、基地に遊びに来る辰巳の子守もするなど、いろんな面で大活躍だ。

どうしてか、強い香料(洗剤、柔軟剤、匂い消し、香水等)を検知すると電子頭脳がまるで酔ったようになり、酔っ払いのごとく言動がおかしくなる。特に女性に対してスカートめくりをしようとしたり、求婚発言を見せたりして周囲を困惑させる。女性隊員が少ない新Iwaki支部では、当然(?)アリスがターゲットにされること多し。

いわきに来るにあたり、気を利かせて“いわき弁”になるよう方言アプリを自らインストールしたことから常に訛っている。

 

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メカ◆ウェンディ(女性型サーボマン)

サーボマンとは自律型・超AIを搭載、会話も自ら考え動くことも出来る、ミクロマンの命令を忠実に実行するスーパーコンピューターロボットの総称である。

そのサーボマンとして誕生したウェンディは、女性脳プログラムが施されていることから、言動は誰もが連想する若い女性(?)のそれに近い。開発責任者はアイザック。彼が新Iwaki支部に転属するにあたり、本部の計らいで、人手不足の新Iwaki支部に異動、配備されることとなった。

ミクロマン世界、人間世界問わず、地球上におけるメカやマシンのあらゆる設計図やデータがインプットされている。メカニックマンとしても超一流の技術能力を与えられている彼女は、主にファクトリー部門を担当、アイザックのサポートに当たる。

サーボマンにしては珍しく大柄な体躯で、いかにもと言うロボットロボットした見かけとは裏腹に、美しい女性声帯をしており、ポニーテールが自慢、仕草もとても女性らしい。母性が強いせいもあってか、綾音や辰巳が懐いている。

ミクロマン・マックスに恋心を抱いており(第5話参照)、時折、意味もなく彼の周囲にいることがある。いつか彼をパンチ化(全身メカニックのサイボーグ化のこと)、パワーアップしてあげようと狙っ…想っている節がある(?)。マックスの愛機であることから勝手にライバル視しているロボットマンを、メンテナンスする時は嬉々としてバラすことが多いらしい(?)。

両腕は、どのようなメカも分解・修理できてしまう万能工作ハンドになっている。武器は装備していないが、いざと言う時にはその両手の工作機・機能を武器代わりにして戦うことも可能。

 

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メカ◆ウェンディ・カー(ウェンディが変化した車両形態)

サーボマン・ウェンディは、カー形態に変化できる。工業用で使用される乗り物と同等の能力とパワーを持ち合わせているのみで、他のミクロマシンのような戦闘能力や武装は持ち合わせていない。

マックス、アリスやミクロ化した子供は喜んで乗せるのに、何故か他のミクロマンを乗せることを快く思っていないらしい(?)。

後部に専用のミクロ高所作業車を合体させ、格納庫や整備工場内を牽引して動くことがある。

 

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メカ◆ミクロ高所作業車(ウェンディに合体する昇降機)

格納庫、整備工場内にて活用されている昇降機である。リモートでも動かせるが、大体はウェンディが移動させてくれる。自律プログラムなどは組み込まれていない。

 

 

ピンク色したミクロスーツの新人アリス。新しく訪れたいわきの地にて過ごす、彼女のその日常とはいかなるものか――⁈

 

次回、第2部 “チェンジ!ミクロ探偵団 編”、ついに開始! 『第6話・承前、アリスの日常』に、君もミクロ・チェンーーージッ!